| 講座内容 |
日本で動物問題といえば、市街地への熊の出没に伴う被害の問題や多頭飼育による愛玩動物の虐待などが頻繁にみられるものの、国民の関心が高いとはお世辞にもいえない状況にある。もちろん、日本の捕鯨に対する反対国との攻防は、一部の関心がある者であれば当然知られているものの、一般人の関心を引くまでには至っていない。思うに、「動物の愛護及び管理に関する法律」(いわゆる「動愛法」)の存在を知る知らない以前に、「動物」を「物」として扱う伝統的な法概念が今も共有されており、動物の権利性に着目する視点は醸成されにくい状況があるのではないだろうか。当講座では、動物問題として、スペインの闘牛を中心に(日本の闘牛も素材とする)動物に関する問題を受講者に紹介するとともに、日本ではあまりなじみがない動物の権利問題と観光行政の調整問題について学ぶことを予定している。
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