| 講座内容 |
樋口一葉（1872～1896）と言えば、極貧、短命といった事柄が思い浮かびますが、彼女の生涯や作品を改めて見渡すと、そこからは「豊かさ」や「輝き」が溢れていることが分かります。それは何に支えられているのでしょうか。その一つに、実社会と向き合うことによって生じる「痛み」があります。「豊かさ」・「輝き」と「痛み」は矛盾しているように感じられますが、それを一葉は「生き抜く力」によって乗り越えようとしました。一葉の「生き抜く力」とは具体的にどのようなものなのか、皆様とご一緒に考えたいと思います。
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